CANへの招待 vol.2 [音楽(洋楽)]
あらかじめ書いておきますが、
このブログはロックがメインです。一応。
遅筆ながら第2回目更新させていただきまする。
※当ブログもようやく150記事を達成いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
第1回目(取組宣言&導入)はコチラです…
今回取り上げますのは、コチラの作品です。
前回の紹介で、今わかる範囲での
さわりだけ説明をしましたCANというアーティスト。
では、彼らがどんな音楽を発表したかを
これから少しずつ紹介しながら進めて行きます。
現段階での紹介したい(出来るようになりたい)ポイントは
一般的に名盤と呼ばれている作品が本当に名盤か?
彼らが本当に発信したい音楽が聴ける作品はどれか?
と言うところです。
そのために、いきなりですが
他の彼等の作品を聴かずに広く最高傑作と呼ばれている
この作品↑を聴いたところでの感想でも書いてみます。
01. Future Days(9:32)
一旦、「未来の日々」とでも訳しておこうか。
海や川を連想させるような水分を感じる音々が
命の誕生、もしくは海へ還るのを想わせる感じ。
はっと思いつくけれども、一時置いておいて)
レビューなどにしばしば書かれている
「航海をしているかの様」というのも一理あるように
さも自身が船に乗っているような、
しかもそこから旅をしていくかのような感覚が
とても不可思議かつ楽しい。
刻まれるリズムが胸の鼓動とリンクするように
振動し、航海が進むにつれ高ぶってくる。
ここ最近、旅ばっかりしているからこそ
それに似た気持ちをここでも味わえると思うと
また嬉しくなるとまずは言っておく。
こういう気と音が混ざる感覚を音楽として味わったのは
Pink Froidの『狂気』の「time」を聴いたとき以来か。
ただ、ここから感じられる未来の(未来への?)旅路が
どのような終わりを遂げるのかは
曖昧な形でフェードアウトしていくため他曲・他作を
聴いていく必要があろう。
02. Spray(8:29)
言葉の意味は「水煙、霧吹き」「浴びせる、霧を吹く」。
先の曲との連動性がどうかは現段階では不明。
連動するのならば航海した先は
一体どこへ向かおうとしているのだろうか。
力強く響いてくるパーカッションを中心に
その音という音をこちらに浴びせてくるような感じ。
そこから考えると山林に住む民族のテリトリーに
忍び込んだような秘境のスリリングさがたまらないと
現段階は一言添えておく。
それにしてもこのどことなく感じられる
生態的なエネルギーは
個人的にbjorkの『medúlla』にも影響があるのかな?と。
03. Moonshake(3:04)
先程までの感覚とは違ったロックンロール。
彼らをロックバンドと評するのもこういった一面からか?
アクセントになるかのように思わず
都会的なストリートな情景が思い浮かんでしまう。
ネット検索をかけたら“Moonshake”なる
アーティストがいるようだが、未聴なので関連不明。
04. Bel Air(19:53)
Bel ≒ 「ベル(バビロニア神話の天と地の神)」
Air ≒ 「大気、空中」「旋律、調べ」
このアルバムの半分の時間を占める大作。
これまでの3作はどちらかというと
東西南北のいずれかを突き進むような
スリリングさであったと感じられるが、
この楽曲は主に上空、いやもしかしたら
別次元への旅立ちと言う意味でのスリリングさを
感じられる楽曲であろうか。
↑のようにタイトルの言葉を調べると
改めてその天界へ誘われる感覚が
より深まるといったところだろう。
ループとはまた違うのかも知れないが、
螺旋階段のように旋律がだんだんと
天へ天へと向かっていく感覚が味わえるようだ。
9分過ぎくらいに音がフェードアウトしていき、
再び明るさある楽曲が始まる。
2部構成なのだろうか。天界編?
鳥の声が響くそこには楽園違わぬ世界が
一面に広がっているのだろうか?
見渡せているはずの周囲がもやっとした情景。
それをくまなく見ようとすると同時に心に溢れる
好奇心と緊張感…それが後編になればなるにつれて
奇怪なギター音とズタズタと刻まれるリズムによって
作品全体の中の極限を迎える。
こういったのが彼等の楽曲がドラックの匂いがするだとか、
サイケデリックだとか評される1つなのだろうかと。
予め宣言しているとおり
今回はCANを知ると言う意味も含めて
いきなり名盤・最高傑作を聴いているため、
その傑作たる所以が一切表記されていません。
そのため、一旦デビュー作にバックし、
音楽的な変遷や背景等を知る必要があります。
よって、次回はデビュー作を紹介します。
※この企画はゼロからの発進&現在進行形です。
さまざまなアドバイスを必要としていますので、
ご意見・ご感想、心からお待ちいたしております。
過去記事一覧…
NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION
- 出版社/メーカー: キング
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: DVD
☆ より間口を広げて紹介する。それは優れた音楽レビューに必要な条件です。このレビューはそれを満たしていて興味深いです。この後の展開を楽しみにしています(^o^)。
by deacon_blue (2007-09-15 23:29)
>deacon_blueさま
いつもお世話になります!
おかげさまで400nice!ありがとうございます!
貴重なコメントありがとうございます!
なかなか更新が進まないですが、
ボチボチ書いていきますので
またお越し下さいませ。
by 鎚鋸 (2007-09-15 23:38)
その日ごとのトップ記事への連続nice! ありがとうございました。
作成時間配分としては、トップ記事が一時間半、その他が三十分ずつですので、一番力を入れているところにnice! をいただけたことになります。
嬉しいです。(^^)
いまの企画法は、まだ原型の段階ですので、これから充実していく予定です。楽しみにしていてください。
では、また。*^^*
by 響(きょう) (2007-09-16 01:05)
>響(きょう)さま
いつもお世話になります!
いえいえ。本当は全ての記事を拝見したいところですが
メインの部分だけで申し訳ないです。
とても参考にさせていただいております。
私の記事は空いた時間にこつこつと
煮詰めるので、なんやかんやで数時間
かかってしまいます。。
ちなみにこの記事は5時間くらいですかね。
(3件ほどのボツ記事も含めると単純に3倍)
遅筆の原因は筆不精ととてつもなく多い推敲、
そして何よりモチベーションの問題です(笑)
下書きを書いてはボツにしてが多すぎることも
私が修正・改善していかなくてはいけない
課題の1つです。
by 鎚鋸 (2007-09-16 01:19)
>HALさま
いつもお世話になります!
nice!ありがとうございました!!
by 鎚鋸 (2007-09-16 03:27)
150記事到達、おめでとうございます。
下書きを書いてはボツ、私もけっこうありますよ^^;
これからも、おたがいマイペースで行きましょうね♪
by チヨロギ (2007-09-16 17:51)
毎回、その記事ごとに独自のスタイルで、「思い」自体を探しながら記事を創ると、どうしても時間がかかりそうですね。
私は、記事作成手順が決まっているので、比較的速く仕上がるのです。
でも、記事作成手順を決めるまで、二年くらいかかりましたけど。
これからも、記事、楽しみにしています。*^^*
by 響(きょう) (2007-09-16 18:47)
たいへんに丁寧な解説ですね。
>>気と音が混ざる感覚を音楽として味わったのはPink Froidの『狂気』の「time」を聴いたとき・・・
音の雰囲気が良く伝わってきます。
しかし・・・残念ながら僕はフロイド以外のミュージシャンを知らないものでして。
しかし、音楽好きの方々はイメージしやすいと感じます。
by 蟹道楽 (2007-09-18 00:02)
>nicoさま
ようこそお越しくださいました!
鎚鋸(つちのこ)と申します。
nice!ありがとうございます!!
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:39)
>チヨロギさま
いつもお世話になります!
ようやく150まで行きました。
私の場合はすぐにボツにしたり、
それに重なって遅筆と
マイペースすぎですが。。
これからもコツコツとやっていきます。
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:42)
>ayumusicさま
いつもお世話になります!
nice!ありがとうございました!!
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:43)
>響(きょう) さま
コメントありがとうございます!
確かに文章に決めパターンといいますか
はっきりとした形が決まっていませんよね。
この企画自体が模索しながらの
内容なので余計に時間がかかっている
気がしています。
響(きょう)さまを始めとしまして、
皆様の記事も参考にさせていただきながら
工夫を加えておりますが、
私の記事が定まるのは
いつになることやら…。。。
これからもガンバります!
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:47)
>蟹道楽さま
いつもお世話になります!
あの例えは適切かどうかはわからないですが、
体感的に重なった部分があったと
一言添えておきます。
フロイドを聴いた事がある方であれば
彼等の音楽は私同様
入りやすいのではないかなと思います。
よろしければ是非体感してみてくださいね。
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:50)
>みかんさま
いつもお世話になります!
nice!ありがとうございました!!
by 鎚鋸 (2007-09-20 08:57)
>xml_xslさま
ようこそお越しくださいました!
鎚鋸(つちのこ)と申します。
nice!ありがとうございます!!
by 鎚鋸 (2007-09-23 19:25)