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CANへの招待 vol.2 [音楽(洋楽)]

あらかじめ書いておきますが、

このブログはロックがメインです。一応。

遅筆ながら第2回目更新させていただきまする。

※当ブログもようやく150記事を達成いたしました。

 今後ともよろしくお願いいたします。

 

第1回目(取組宣言&導入)はコチラです…

CANへの招待 vol.1

 

今回取り上げますのは、コチラの作品です。

Future Days

Future Days

  • アーティスト: Can
  • 出版社/メーカー: Spoon
  • 発売日: 2005/06/28
  • メディア: CD

 

前回の紹介で、今わかる範囲での

さわりだけ説明をしましたCANというアーティスト。

では、彼らがどんな音楽を発表したかを

これから少しずつ紹介しながら進めて行きます。

 

現段階での紹介したい(出来るようになりたい)ポイントは

一般的に名盤と呼ばれている作品が本当に名盤か?

彼らが本当に発信したい音楽が聴ける作品はどれか?

と言うところです。

そのために、いきなりですが

他の彼等の作品を聴かずに広く最高傑作と呼ばれている

この作品↑を聴いたところでの感想でも書いてみます。

 

01.  Future Days(9:32)

 一旦、「未来の日々」とでも訳しておこうか。

 海や川を連想させるような水分を感じる音々が

 命の誕生、もしくは海へ還るのを想わせる感じ。

 (そう表現するとイデオンエヴァンゲリオン

  はっと思いつくけれども、一時置いておいて)

 レビューなどにしばしば書かれている

 「航海をしているかの様」というのも一理あるように

 さも自身が船に乗っているような、

 しかもそこから旅をしていくかのような感覚が

 とても不可思議かつ楽しい。

 刻まれるリズムが胸の鼓動とリンクするように

 振動し、航海が進むにつれ高ぶってくる。

 ここ最近、旅ばっかりしているからこそ

 それに似た気持ちをここでも味わえると思うと

 また嬉しくなるとまずは言っておく。

 こういう気と音が混ざる感覚を音楽として味わったのは

 Pink Froidの『狂気』の「time」を聴いたとき以来か。

 ただ、ここから感じられる未来の(未来への?)旅路が

 どのような終わりを遂げるのかは

 曖昧な形でフェードアウトしていくため他曲・他作を

 聴いていく必要があろう。

 

02.  Spray(8:29)

 言葉の意味は「水煙、霧吹き」「浴びせる、霧を吹く」

 先の曲との連動性がどうかは現段階では不明。

 連動するのならば航海した先は

 一体どこへ向かおうとしているのだろうか。

 力強く響いてくるパーカッションを中心に

 その音という音をこちらに浴びせてくるような感じ。

 そこから考えると山林に住む民族のテリトリーに

 忍び込んだような秘境のスリリングさがたまらないと

 現段階は一言添えておく。

 それにしてもこのどことなく感じられる

 生態的なエネルギーは

 個人的にbjorkの『medúlla』にも影響があるのかな?と。

 

03.  Moonshake(3:04)

 先程までの感覚とは違ったロックンロール。

 彼らをロックバンドと評するのもこういった一面からか?

 アクセントになるかのように思わず

 都会的なストリートな情景が思い浮かんでしまう。

 ネット検索をかけたら“Moonshake”なる

 アーティストがいるようだが、未聴なので関連不明。

 

04.  Bel Air(19:53)

 Bel ≒ 「ベル(バビロニア神話の天と地の神)」

 Air ≒ 「大気、空中」「旋律、調べ」

 このアルバムの半分の時間を占める大作。

 これまでの3作はどちらかというと

 東西南北のいずれかを突き進むような

 スリリングさであったと感じられるが、

 この楽曲は主に上空、いやもしかしたら

 別次元への旅立ちと言う意味でのスリリングさを

 感じられる楽曲であろうか。

 ↑のようにタイトルの言葉を調べると

 改めてその天界へ誘われる感覚が

 より深まるといったところだろう。

 ループとはまた違うのかも知れないが、

 螺旋階段のように旋律がだんだんと

 天へ天へと向かっていく感覚が味わえるようだ。

 9分過ぎくらいに音がフェードアウトしていき、

 再び明るさある楽曲が始まる。

 2部構成なのだろうか。天界編?

 鳥の声が響くそこには楽園違わぬ世界が

 一面に広がっているのだろうか?

 見渡せているはずの周囲がもやっとした情景。

 それをくまなく見ようとすると同時に心に溢れる

 好奇心と緊張感…それが後編になればなるにつれて

 奇怪なギター音とズタズタと刻まれるリズムによって

 作品全体の中の極限を迎える。

 こういったのが彼等の楽曲がドラックの匂いがするだとか、

 サイケデリックだとか評される1つなのだろうかと。

 

予め宣言しているとおり

今回はCANを知ると言う意味も含めて

いきなり名盤・最高傑作を聴いているため、

その傑作たる所以が一切表記されていません。

そのため、一旦デビュー作にバックし、

音楽的な変遷や背景等を知る必要があります。

 

Monster Movie

Monster Movie

  • アーティスト: The Can
  • 出版社/メーカー: Spoon
  • 発売日: 1998/05/19
  • メディア: CD

よって、次回はデビュー作を紹介します。

 

※この企画はゼロからの発進&現在進行形です。

 さまざまなアドバイスを必要としていますので、

 ご意見・ご感想、心からお待ちいたしております。

 

過去記事一覧…

CANへの招待 vol.1

 

狂気(SACD-Hybrid)

狂気(SACD-Hybrid)

  • アーティスト: ピンク・フロイド
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2003/03/29
  • メディア: CD

 

メダラ

メダラ

  • アーティスト: ビョーク
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2004/08/25
  • メディア: CD

 

伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇

伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇

  • 出版社/メーカー: タキコーポレーション
  • 発売日: 2006/05/05
  • メディア: DVD

 

NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION

NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/08/01
  • メディア: DVD


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deacon_blue

☆ より間口を広げて紹介する。それは優れた音楽レビューに必要な条件です。このレビューはそれを満たしていて興味深いです。この後の展開を楽しみにしています(^o^)。
by deacon_blue (2007-09-15 23:29) 

鎚鋸

>deacon_blueさま
いつもお世話になります!
おかげさまで400nice!ありがとうございます!

貴重なコメントありがとうございます!
なかなか更新が進まないですが、
ボチボチ書いていきますので
またお越し下さいませ。
by 鎚鋸 (2007-09-15 23:38) 

響(きょう)

その日ごとのトップ記事への連続nice! ありがとうございました。

作成時間配分としては、トップ記事が一時間半、その他が三十分ずつですので、一番力を入れているところにnice! をいただけたことになります。

嬉しいです。(^^)

いまの企画法は、まだ原型の段階ですので、これから充実していく予定です。楽しみにしていてください。

では、また。*^^*
by 響(きょう) (2007-09-16 01:05) 

鎚鋸

>響(きょう)さま
いつもお世話になります!

いえいえ。本当は全ての記事を拝見したいところですが
メインの部分だけで申し訳ないです。
とても参考にさせていただいております。

私の記事は空いた時間にこつこつと
煮詰めるので、なんやかんやで数時間
かかってしまいます。。
ちなみにこの記事は5時間くらいですかね。
(3件ほどのボツ記事も含めると単純に3倍)

遅筆の原因は筆不精ととてつもなく多い推敲、
そして何よりモチベーションの問題です(笑)
下書きを書いてはボツにしてが多すぎることも
私が修正・改善していかなくてはいけない
課題の1つです。
by 鎚鋸 (2007-09-16 01:19) 

鎚鋸

>HALさま
いつもお世話になります!
nice!ありがとうございました!!
by 鎚鋸 (2007-09-16 03:27) 

チヨロギ

150記事到達、おめでとうございます。
下書きを書いてはボツ、私もけっこうありますよ^^;
これからも、おたがいマイペースで行きましょうね♪
by チヨロギ (2007-09-16 17:51) 

響(きょう)

毎回、その記事ごとに独自のスタイルで、「思い」自体を探しながら記事を創ると、どうしても時間がかかりそうですね。

私は、記事作成手順が決まっているので、比較的速く仕上がるのです。
でも、記事作成手順を決めるまで、二年くらいかかりましたけど。

これからも、記事、楽しみにしています。*^^*
by 響(きょう) (2007-09-16 18:47) 

蟹道楽

たいへんに丁寧な解説ですね。
>>気と音が混ざる感覚を音楽として味わったのはPink Froidの『狂気』の「time」を聴いたとき・・・
音の雰囲気が良く伝わってきます。
しかし・・・残念ながら僕はフロイド以外のミュージシャンを知らないものでして。
しかし、音楽好きの方々はイメージしやすいと感じます。
by 蟹道楽 (2007-09-18 00:02) 

鎚鋸

>nicoさま
ようこそお越しくださいました!
鎚鋸(つちのこ)と申します。
nice!ありがとうございます!!
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:39) 

鎚鋸

>チヨロギさま
いつもお世話になります!
ようやく150まで行きました。
私の場合はすぐにボツにしたり、
それに重なって遅筆と
マイペースすぎですが。。
これからもコツコツとやっていきます。
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:42) 

鎚鋸

>ayumusicさま
いつもお世話になります!
nice!ありがとうございました!!
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:43) 

鎚鋸

>響(きょう) さま
コメントありがとうございます!

確かに文章に決めパターンといいますか
はっきりとした形が決まっていませんよね。
この企画自体が模索しながらの
内容なので余計に時間がかかっている
気がしています。

響(きょう)さまを始めとしまして、
皆様の記事も参考にさせていただきながら
工夫を加えておりますが、
私の記事が定まるのは
いつになることやら…。。。
これからもガンバります!
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:47) 

鎚鋸

>蟹道楽さま
いつもお世話になります!
あの例えは適切かどうかはわからないですが、
体感的に重なった部分があったと
一言添えておきます。
フロイドを聴いた事がある方であれば
彼等の音楽は私同様
入りやすいのではないかなと思います。
よろしければ是非体感してみてくださいね。
by 鎚鋸 (2007-09-18 01:50) 

鎚鋸

>みかんさま
いつもお世話になります!
nice!ありがとうございました!!
by 鎚鋸 (2007-09-20 08:57) 

鎚鋸

>xml_xslさま
ようこそお越しくださいました!
鎚鋸(つちのこ)と申します。
nice!ありがとうございます!!
by 鎚鋸 (2007-09-23 19:25) 

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